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ひまとぐのぶろぐ
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やるつもりで忘れてたものの、公式翻訳が出ちゃったのでベタコピーです。


ソリン・マルコフが最後に生まれ故郷の次元に戻ってから、定命の存在の寿命が尽きるほどの時が過ぎ去った。彼は物思いにふける数世紀を、多元宇宙を放浪しながら過ごしてきた。イニストラードには彼の気が向いた時や、吸血鬼の長い寿命から可能となった、世界を股にかける旅への渇望に適する時にだけ立ち寄りながら。

 だが今彼は帰還し、故郷がそれ自身を滅ぼそうとしているのを見た。天使の失踪はイニストラードの人間達を危機にさらしているだけではない。それは人類と夜のクリーチャー達との間に注意深く構築された均衡を打ち砕いた。ソリンは、この影に覆われた世界において平和と調和は決して望むべくもないことを知っていた。だが彼は効果的な一種の均衡を、天秤の片方があまりに大きく傾かないよう引きとめておく安全策の一式を仕組むことを考えていた。


 だが吸血鬼の放蕩息子は帰還すると、彼の吸血性の同胞が人間たちを望むままに殺し、狼男の吠え群れが防護魔法のなくなった司祭や聖戦士を獲物とし、そして腐敗したグール達がスレイベンのまさに城壁に取りつき包囲するのを目撃した。均衡は失われている。昔の記憶が浮かび上がり、古の吸血鬼は残忍な月光の下、彼の剣を抜いた。これらは全て、あってはならない事だった。

 何世紀も前、イニストラードは同様の危機に直面した。ただ一つの魔法を唱え、ソリンは護り手を創造した。イニストラードの怪物的な勢力と人間達との間の均衡を管理するべく戦うであろう、再起の象徴を。彼はほとんどの人間が、狼男の呪いに対抗する武器や苛む幽霊に対抗する防護魔法を手にすることを確かなものにした。彼の護り手は、不死のグールとスカーブが世界を呑みこんでしまわないことを保証した。彼は吸血鬼の同胞たちを裏切りさえもした。吸血者たちが決して人間を狩り尽くしてしまわないように、そしてデーモンの君主たちが決してその次元に凱歌を響かせないように。


 この至上の庇護者は、死せざる暗黒と戦うためのソリンの武器であった。そして弱者のために戦い、イニストラードの生命を支えるために働く永遠の裁き人であった。


ソリンの素性

 吸血鬼ソリン・マルコフ。かつてマルコフの荘園にて彼の役割として特権に浸った利己的な貴族は、弱者の擁護者たる天使でありイニストラードの庇護的力の神聖なる源、アヴァシンを創造した。

 いかにしてこうなったのか?


 それを理解するためにはマルコフ家の別の一員、ソリンの祖父であるエドガー・マルコフについて学ぶ必要がある。

 数千年前、イニストラードに吸血鬼が存在する以前のこと。エドガー・マルコフは後にステンシアとなる地の錬金術師だった。その地には飢饉が広がっており、老いた錬金術師エドガーは、餓えた家族を養う助けとなる解決策を探し求めた。答えは冷酷なものだった。一部の人々に、血液が食物となる血の儀式を受けること。それは少数の者達へと生命維持の手段を提供し、不作の作物の需要を減少させることができた。だがそれはまた人口全体を淘汰し、食物を必要とする飢えた口を減らすことになった。

 このようにして、イニストラードに吸血鬼が誕生した。


 だがエドガー・マルコフのぞっとする物語は更に暗い真実を背後に秘めている。エドガーの血魔術にとってその飢饉は好都合な言い訳であり、年老いた錬金術師の本心は彼自身と只一人の孫、ソリンの不死を達成する手段の実験にあった。シルゲンガーと呼ばれるデーモンがエドガーの野心を食い物にし、エドガーの吸血性実験へと道を指し示す秘密を囁いた。シルゲンガーはまた、その老人がなすべき事において自身の潔癖さに打ち勝つための手助けをした。それでもエドガーは、吸血者たちを創造する儀式を完遂するための刺激を必要とした。

 そしてその時、飢饉が彼に一線を乗り越えさせた。

 飢饉はシルゲンガーが仕組んだのかもしれないし、違ったかもしれない。

 どちらにせよ、それがイニストラード世界の吸血鬼の起源である。血魔術の実験によって、エドガーは彼自身の寿命を延ばす方法を上手く発見した。彼はソリンを聖別して同様に吸血鬼化させ、そして驚いたことに、彼の孫は姿を消した。

 変質の際の精神的外傷が、ソリンのプレインズウォーカーの灯を点火させた。
ソリンの創造物

 現在ソリンはプレインズウォーカーだが、彼はまた故郷の次元に戻れば、あらゆる吸血鬼種族の栄誉ある始祖の孫でもある。マルコフの血統が他の血統を産もうとも、エドガーは全吸血鬼の始祖として残っており、そしてソリンの「人生」も王家のそれのようになった。

 何世紀にも渡って吸血鬼が人間の地に広がるにつれ、ソリンはより多くの時間を故郷の世界から離れて過ごすようになった。時には何年もの間に渡って姿を消した。吸血鬼達は彼らを産んだ血統を無視するようになり、定命の人間をますます図々しく狩り、そしてソリンは自身の同胞である吸血鬼達と距離を置くようになった。

 だがソリンは常にイニストラードに注意を払っていた。彼は世界を跳躍する視点から、生まれ故郷である世界の変化を見ることができた。彼は吸血鬼達が力を得て、人間の村々が減少しているのを目にした。彼はもはや人間ではないが、彼は祖父がこの世界の人類へともたらした呪いを目にした。そして人類が吸血者達によって全滅させられてしまうのは時間の問題であろうと知った。


 ソリンは月と死後の生命についての長年に渡る確信を取り入れ、イニストラードの生命を絶やしてしまう吸血鬼や他の恐るべき軍勢を押し留めることのできる戦士を鍛え上げた。彼は天使を創造してアヴァシンと命名し、次元の守護を彼女に命じた。彼女を通じて、信仰の魔力は暗黒を受け流す真の力となった。アヴァシンの教会はソリンが彼女に与えた力を中心として成長した。

 吸血鬼の中にもソリンの行動を理解している者はいるが、ほとんどは彼を裏切り者と罵っている。エドガーは今もマルコフの荘園に居住しており、ソリンは今もそこで歓迎はされない。アヴァシンはソリンの故郷への贈り物だが、彼女はまた彼の、同胞への裏切りでもある。

 だが今アヴァシンはイニストラードから姿を消している。これはいかにして起こりえたのだろう? ソリンは常に暗黒の刃を握っており、彼の野心の前に立ちはだかろうとする者を殺すことを決して躊躇しない。だが同時に、彼は生まれ故郷の世界にこれらの影を栄えさせようとは決して思わなかった。ソリンは祖父の創造物かもしれないが、ソリン自身の創造物は人類がエドガーの罪を生き残る方法を確保するためのものだった。

 そして今、ソリンの長い不在の後、創造物の失踪は彼を故郷へと呼び戻した。
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鷹の紋章 Stensia
狐の紋章 Kessig
鷺の紋章 Gavony
海馬(タツノオトシゴ)の紋章 Nephalia

▽イニストラードの4州

イニストラードは4つの主要な州に分けられる。

(※ヒューマニティ/humanity…イニストラードでは、夜の力に侵されてない"まともな"人間という意味かと思われます。とりあえずヒューマニティという言葉をあてておきます。)

▼Gavony ガボニー

ガボニーはヒューマニティの最も強く、そして数多く残っている地域である。スラベンはアヴァシンの聖堂があり、信仰の中心であり、この世界最大の都市であり、かつてはある大天使のいた都市だ。岩地をこえるとより小さな町がならび、荒野のなかに林が点在する。ガボニーは多くの人間の死体が生められているため、他の州よりもアンデッドや幽霊が多い。

▼Kessig ケシグ

ケシッグは年中秋である広大な辺境地だ。深い森自体がこの州で最も強い存在であり、たとえば小さな人間の集落でさえ耕作されてない場所に追いやられており、ハンターは生計を立てるために危険をおかして危険な森へ入る。ケシッグに入って間もない民でも夜の森の危険を理解している。夜の怪魔の脅威以外にも人狼が、ときには群れとなって近くまで迫る。

▼Stensia ステンシア

最も山がちな州であるステンシアはヴァンパイアに支配されている。森はほぼ死んでおり、霧がかった道は荒れている。寂れた人間の集落とヴァンパイアの領地は、切りたった丘でわけ隔たれている。領地の端には、切り立った丘への道があるが、人間は危険を侵してそこを通ることはない。ステンシアの不気味な色の雲が晴れることはなく、陽光が差すこともない。

▼Nephalia ネファリア

沿岸のネファリアは、小さいか中ぐらいの港町(それぞれ内陸に繋がる河口に位置している)の多いところだ。ネファリアの泥沼、海霧や怪奇は、その貿易と犯罪を覆い隠す。貿易や犯罪を行なうのは、儲けや秘密や隠遁を求める人間、幽霊、ヴァンパイアだ。この州の銀砂海岸、山がちな岬、海の洞窟はこの州の霧海の道標となる。
グリスタリングオイル(glistering oil。カタカナ読み。「ギラギラテカテカの油」の意)

グリスタリングオイルは奇妙なモノである。生物をファイレクシアン(ファイレクシア人)に変えたり、ファイレクシアの機械を強化する。

オイルは増殖と汚染をもたらす。ファイレクシアンの通った跡を汚染していくウイルスのようなもの。カーンは、ウルザにハートストーンを託されたとき、オイルがくっついてしまっていた。カーンはいくつか次元を巡つ旅のなかで、オイルを跡に残してしまっていた。そう、ミラディンにも。ミラディンに根付いたオイルは増殖し、住民であるミラン(ミラディン人)はきづかなかったが、ファイレクシアの再建がミラデインで行なわれようとしてた。金属でできた地表、金属を内包したミランは、ファイレクシア化の絶好の土壌であった。ファイレクシアの脅威達は静かに潜伏し、そしてたった1つの目的のために育っていく、それはすなわち、次元ミラディンにとっての危機が育っていくことであった。
某所(非公式)からの翻訳。

コメント次第でやる気が変動しますので。
積極的、好意的なコメントがあれば続けていきます。

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ミラディン(mirrodin) ※"mirror=鏡"から?

次元であるミラディンは、元は、PWであるカーンによってアージェンタムという名の次元として作られた。カーンは他の次元へと旅立つとき、カーンの作ったモノを1つ、ミラディンに残していった。それがミラーリによって作られたアージェンタムの管理者、メムナークである。
メムナークは、カーンがガルドルーンの宮殿(ミラディンにおけるカーンの居場所)に残してしまった「ファイレクシアの油」によって狂っていった。
メムナークは「感染 infect」したあと、生みの親であるカーンのように

「プレインズ・ウォーカー」にあこがれるようになったのだ!


メムナークは、アージェンタムを巨大な実験農場に変えていった。独自の食物連鎖体系、自然環境、そして「PWの火花」を産みやすいように。PWの火花が産まれたら、メムナークがPWの火花を自身に移植し、PWになれるように。

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(以下追加分の訳)
ファイレクシアの油で構成されるマイコシンスがいくつか出現した。マイコシンスは金属を有機物に変化させる(生あるものへと変化させる)、メムナークでさえも。メムナークは、メムナークを狂気へと狩りたてる、ちらつき蛾の体液を発見し、興味をもった。

ミラディンの外周は1400km、直径は450kmほど。ミラディンは5つの「太陽」(衛星のようなものである。「月」と呼ぶものもいる。5つそれぞれに伝承があり、ミラディンの生物によって語りつがれている)があり、5つそれぞれが5色に対応する。緑の太陽はミラディン後期まであらわれなかった。それぞれの月の名前は、 Bringer(もたらすもの), Eye of Doom(終末の眼球), Ingle(炉), Sky Tyrant(空の支配者) and Lyese(リーズ:グリッサの妹)である

ミラディンの地表には各色に対応した5つの穴がある。次元の核部分である空洞へと続く巨大なトンネルである。核から5つの月が射出された、それぞれの月からは余剰のマナがミラディンの大気へと降り注いでいる。
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